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植藤造園
ウエトウの植木屋仕事
2013.8.20

灌水

盆明け、日常が戻って参りました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
京都は毎日、茹だる様な暑さが続きます。
雨も長い事降りません。
植物たちも息絶え絶えです。


専務が昨日、「車の外気温を見たら40℃だった。」と話していました。
道路、アスファルトの上は気温が非常に高いため、街路樹はもろに影響を受けます。
夕立のないこの猛暑。度々、灌水を行う必要があります。
そこで活躍するのが「プール」です。

これが「プール」と呼ばれるため池です。
このため池。
どう見てもプールには見えませんが、10年以上前は大きさが倍で水もキレイだったそうです。
灌水のための水を雨水で溜めてあります。
去年までは普通のホースで水を吸い上げタンクに水を溜めていたのですが、
今年、新しいホースを購入しました!

見て下さい。普通のホースの6本分くらいあります!
タンクに水を溜める時間も短縮され、みんなとても喜んでいます。

水の勢いもさすがです。ちょっとワクワクしますね。
本来なら、野山で生きたい樹木たちが私たちの都合で、
不自然なところに植えられています。
景観が美しいことや緑が生活圏にあることは、私たち「人のために」大事なので、
私たちは道路に沿って木々を植えて行きます。
しかし、樹木にとってはいい迷惑かもしれません。
私たち人のために、生きるのがとても大変な状況である樹木。
「こんなところ、私たちが育つところではない!」
と悲鳴をあげているかもしれません。
せめて、少しでも生きやすいように、灌水を行います。

灌水車があると、少し渋滞が起きやすくなっているかと思います。
お忙しいところ、申し訳ありません。
ただ、ちょっと
「この暑さじゃ、木も大変だよな。枯れないように頑張れ!」
と思って頂けると、とてもありがたいです。
毎日暑いですが、みなさんお体にお気をつけてお過ごし下さい。
(株)植藤造園 設計 ブログ担当者

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