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植藤造園
春の記録
2007.5.2

桜の種

今年4月17日に撮った桜畑の写真です。


今ではこの通り、桜の葉が鬱蒼として桜畑に屋根がつけられたようになりました。

花が終わると実ができます。実を見て歩いていると、あれっと気が付きました。

ひとつの柄に二つの実が付いています。
御信(ギョシン)桜の実なのですが、よく見るとかなりの割合でついていることがわかりました。

これは十六夜(イザヨイ)桜です。つるんと橙に輝く実を見つけました。

色といい、大きさといい、さくらんぼ並です。シダレザクラにつく実と比べると違いがよくわかると思います。

桜によって実生が不可能なもの、種をつけないもの、また品種ものは植えても何が咲くかわからなかったりと事情はいろいろあります。
ちなみにこれは去年丁字(チョウジ)桜の種を蒔き、芽をだした桜の赤ちゃんです。

単純になにげない自然のサイクルなのに時々予想を裏切り、想像を遥かに越える感動を与えてくれます。種の生成をひとつとっても植物の営みを尊く思い、成長する植物の美しい未来を勝手に想像し、心が和むのです。
植藤造園 ブログ担当者

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