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植藤造園
夏の記録
2014.5.24

小満 二十四節気

緑の色が柔らかいものから、はっきりした色へ変化してきました。
毛虫たちが葉をムシャムシャ食べ始めています。
植藤造園では毎年恒例の焚き上げを会長自ら行っています。


小満(しょうまん):
陽気盛んで、山野の植物は花を散らして実を結び、田に苗を植える
準備をはじめるなど、万物がほぼ満足する季節です。
(平成二十六年神宮館開運暦より)

この季節になると、木の下に赤茶色の丸いものが落ちています。
といっても、私はそんなことに入社するまで気が付きませんでしたが。。
みなさん何が落ちているのかお分かりでしょうか?
毛虫のフンです。
その毛虫を退治するために火を焚いています。
会長曰く、煙を毛虫が嫌がり他所へいくそうです。
薬を撒いてしまうと、虫を餌とする鳥たちの食物がなくなってしまい、
食物連鎖が壊れてしまうため、火を焚くのが一番いいとのこと。
「昔は山火事があちこちであった。山火事が起きれば、悪い菌が死滅した。
そうやって山が自分で自分の世話をやいとったんや。今は山火事が起きたら
人が消してしまう。山からしたら大きなお世話やで。」
とも教えてくれました。なるほど。
構われ過ぎたら嫌なのは、人だけではないのですね。道理を感じます。

こちらは会長のお住まいですが、いつ見ても趣があります。
きっと色んなお話が脈々と語り継がれているのだろうと感じます。
モミジの新芽が芽吹き、青々と茂り、紅葉し、散る。
そんな一年のサイクルを長年何度も何度も繰り返しているのでしょう。
ここ数日では、本格的な夏日がありました。
それでも朝晩は冷え込み、一日の寒暖差が大きく、体調を崩されている方も
多くいらっしゃると思います。皆様、お体お大事にして下さい。
(株)植藤造園 設計 ブログ担当者

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