みなさん、年末年始いかがお過ごしでしたか?
弊社は6日が仕事始めでしたが、5日が小寒でした。
5日からとても冷え込み、本当の寒さがやってきました。
「すでに本格的な冬の季節で、寒風と降雪に悩まされます。」
(神宮館開運暦より)
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二十四節気を勉強すると、自分の無学さに情けなる一方、
昔の人の智慧を感じられます。
小寒から節分までの期間を「寒(かん)」と表現し、
小寒は「寒の入り」と言います。
1月4日まではそんなに寒くなかったのに、5日から急に
冷え込んだように感じます。
気象庁の日毎の温度を見れば、、、
1/1:7.1℃ 1/2:5.6℃ 1/3:5.2℃ 1/4:4.8℃
1/5:3.1℃ 1/6:3.3℃
(平均温度)
1/5から平均が3℃台と冷え込んでいるのがわかりました。
小寒とは、冬の寒さが最も厳しい時期を示す節気です。
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写真は広沢の池です。山の色や空の色、反射した泥の色が
何とも言えなく寒さを物語っています。
又、水抜きから日が経ち池底の泥がひび割れてきているため、
乾燥していることを感じられます。
では、園内を散歩しましょう。
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ツワブキの花が完全に落ちて、綿毛がついていました。
これで子孫を残していくのですね。
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梅の花芽が大きくなってきています。
桜より早いため、もう白い花びらが少し見えています。
寒い冬ですが、冬を越すために植物が動いているのがよくわかります。
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アオキに実が着き始めているのを見つけました。
まじまじと見たのは初めてですが、ツヤッとしていてとても綺麗です。
人間の赤ちゃんの肌もつやつやですが、それと同じでしょうか。
老木は幹や葉に風格が出ています。
まだ10年程度の成木はツヤッとしていて勢いがあります。
樹木も5年くらいはめまぐるしい速さで成長します。
それは人間も同じで、なにやら自然の定理を感じます。
植藤造園に来て私が学んだことの一つに、
「当たり前のことを当たり前だと思う事」があります。
現代社会で生きていると、それが分からなくなってしまいがちです。
社会では様々な事件が起きています。
それらの事件は、当たり前のことをなくしてしまったから、
起きてしまったのかもしれません。
では、本当の意味で「当たり前」とは何なのか。
それは全て自然が教えてくれる「事実でしかない事象」なのだと理解しました。
さて。園内では植藤造園風物詩。桜の掘り取りが始まっていました。
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この景色を見るのが4回目になりました。
入社した年は「なんだこれ!すごい!」と桜が宙に浮かぶ様を見ていました。
しかし何事も3回体験すれば、一つの慣習になっていくものです。
今年は、桜の掘り取りが始まって「お、時期が来たな」とワクワクしました。
今年も桜がお嫁に行く予定があります。ありがたいことです。
みなさん、本年も植藤造園をどうぞよろしくお願い致します。
(株)植藤造園 設計 ブログ担当者