寒椿の花が美しくて、寒さを一瞬忘れる今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今回のブログは少し視点を変えて、ウエトウの設計って何をしいてるの?
ということを書きたいと思います。
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弊社の設計部は、園内のどこに・何の桜が植わっているかの管理、
お手入れ先や計画中の各図面作成、手入れで使用する薬品・肥料在庫の管理、
材料の写真撮影、各資料作成、桜の調査、ブログ担当など様々な業務があります。
どれも大切な仕事で、その一つが、お客様にイメージスケッチを描くことです。
お客様がご要望される、より良い景観を創るために、担当の者がお客様と
話し合い、その敷地で出来ることを提案し、その提案が景としてどうなるのか
具体的なイメージを掴んで頂くために、絵を描きます。
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描く絵はその時々で、要求されるものが違います。
「こんな感じの木(石)」と材料が決まっていない場合と、
「この木(石)をこの場所に」と材料が決まっている場合があります。
前者はまだ構想段階のふわっとしたイメージをお伝えする絵です。
後者は計画が具体的になっている場合の絵です。
その際には各材料を、弊社の会長・社長・部長が、
「この場所にはこれが合う」と、決定します。
場合によってはお客様にも見て頂いて、決めます。
「ここに、こういう向きで」など指示の元、実物や写真を見ながら絵を描きます。
そうして描いた絵をお客様にお届けし、お客様が気に入って下されば工事が進みます。
もちろん、絵は絵です。
イメージスケッチは 「景色を変える」 又は「景色を創る」 ということが、
どんなことなのか お客様に、分かりやすくお伝えするためのモノです。
実際現場で工事が進む場合は、違う形になることの方が、多いです。
土を掘ってみたら問題が出てきた、ということもあります。
その場合、現場の景や各事情を考慮し、工事を担当する職人が、
より良い空間へとするために変更していきます。
現場に行くと描いた絵とは全く違ったけれども、美しい空間が出来ています。
空間には、工事をする者の真摯で実直な仕事が表れています。
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木を一本、玄関先に植えるだけでも景はグッと変わります。
その木がどんな木がいいのか、木が育つ条件がないなら石を据えてはどうか、など。
景が美しければ、人の心も美しくいられると感じます。
忙しい毎日の中にちょっとしたゆとりを、緑など自然のものが、感じさせてくれます。
どうぞ、お気軽にご相談ください。
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(株)植藤造園 設計 ブログ担当者